twitterでしーなさんが呟いていた、目隠しされた石切丸の3P妄想にもだえすぎて許可をいただき書かせて頂きました。
畑当番中に三日月が唐突にさかって唐突にセッセセする安いAVみたいになりました。
なんでも許せる方むけ・・・
畑当番中に三日月が唐突にさかって唐突にセッセセする安いAVみたいになりました。
なんでも許せる方むけ・・・
真っ青に住んだ空が憎らしいほどの、うだるような暑さだった。
本丸は風通し重視の日本家屋で、全ての雨戸と襖や障子を開けてしまえば、ほとんど壁が無い状態になり、外からの風を余すところ無く受け入れる。
それでもじっとしているだけで汗が滲んでくる。
汗を吸って肌に張り付く肌襦袢がわずらわしい。
かといって着物を直接着てしまえば、肌襦袢よりも不快な肌触りで布が張り付いてくるのだから仕方がない。
石切丸は襷を使って着物の袖をたくし上げ、庭へ降りた。
手には冷えた麦茶が入った瓶を持っている。
桶に氷水をはって冷やしていたものだが、それでも充分冷えていて、包んだ手拭ごしにも冷たさが伝わってきた。
氷は去年の冬、初めて作った氷室から持ってきたものだった。
こんなうだるような暑さの中でも氷室の中はそこだけ季節が凍りついたようにひんやりと肌寒かった。
玄関からではなく、縁側から庭へ降りる。沓脱石の上で引っ掛けた草履が夏の日差しを吸って熱かった。
庭を囲む柴垣の角のところに扉が付いている。
扉を開けると青々と茂った森へ続く。
この本丸は、長い年月を重ねた木々が繁る森の中にあるのだ。
獣道に毛が生えた程度の道を歩き始める。
太陽の強烈な日差しを木の葉が遮る。
暫らく進んで、足を止めた。
森の外よりも少しだけ冷たい空気を、意識しながらゆっくりと吸って吐く。体内にたまった熱が抜けていくようで気持ちがよかった。
「三日月、そろそろ休みましょうか。」
強烈な暑さと湿気に、先に音を上げたのは小狐丸だった。
本日の畑当番は三日月宗近と小狐丸の二人だ。
太陽の日差しが燦燦と降り注ぐ中、腰を曲げての畑作業はなかなかの苦行だ。
休みましょうか、と誘っておきながら自分はとっくに木陰の中だ。
いつもは背中に流すように結っている髪も、今日ばかりは高い位置で馬の尻尾のようにまとめている。
三日月は大きな麦藁帽子をかぶって、まだせっせと作業をしている。
もう少しだけやる、と声だけが返ってきた。
全く真面目なことだ、溜息のようにぼやいた。足下には、空になった木桶が四つ転がっている。
畑に水をまくために持ってきたものだ。
日が高く上らないうちに水をまいてしまうべく、何度も水場を往復しては汲んで来たのだが、散水が終わってしまった後はそのまま転がしておいたのだ。
今は畑のためではなく、自分のために水が欲しい。
余れば捨ててしまおうと、両手に一つずつ、二つの気桶を持ち上げた。
水場への道は本丸へ戻る道と逆の方向にある。
道は森の中へ続いているが、歩けば5分もかからない程度の近場だ。
三日月に声をかけるか一瞬迷ったが、振り返ると彼は目を細めてせっせと支柱にトマトの茎を固定していたので、黙っていくことにした。
小狐丸の大きな背中が道の向こうに見えなくなってしまった頃、本丸側の道から石切丸が姿を現した。
「そんなに根をつめると、倒れてしまうよ。」
日陰の多い道を歩いてきても汗をかいてしまった。
日向の真ん中でもくもくと作業をしている三日月を見つけて苦笑する。
くるりと畑を見回すと、背が高い木が繁って一番陰が多いところに、二人分の荷物が置いてあった。
石切丸も太陽に焦げる前にとその日影へ移動する。
大きな木の幹に背中を預けて座った。
三日月はまだ畑の中で作業を続けている。
もしかして、さっきかけた声は届かなかったのかもしれない。
「おーい、三日月!」
両手を口の横に当てて声を張り上げる。
やっと三日月が顔を上げた。
持ってきた瓶を持ち上げて掲げてみせる。
「そろそろ、一息入れたらどうだい?!」
顔を上げた三日月が、頷き立ち上がった。
こちらに向かってくる間に、麦茶をコップに注いだ。
三日月が影の中に入って、石切丸の目の前に腰を下ろした。
「お疲れ様、はい麦茶。冷やしておいたよ。」
「すまんな、助かる。」
麦茶を受け取った三日月の顔に泥がついていた。
人間の体を得ても、眩しいばかりに美しい彼の顔が、泥に汚れているのがおかしくて、思わず笑いが漏れる。
なんだ、と首をかしげる仕草がまたおかしかった。
三日月の首にかかった手拭に手を伸ばす。
三日月は特に抵抗せず、されるままだったから、手拭は簡単に石切丸の手に入った。
手拭を畳んで持ち直し、泥の付いた頬を拭おうと伸ばした手を、掴まれた。
「ああ、驚かせてすまない。泥が付いていたから拭こうと思って。」
ここ、と掴まれていないほうの手で三日月の泥が付いてる頬と同じ側の自分の頬を指差してみせる。
「三日月・・・・・・?」
それでも三日月は手を離さなかった。
首をかしげた石切丸の腕を更に引いて顔をよせ、今指差した側の頬にキスをした。
キスをして、頬に唇をつけたまま輪郭をなぞり、耳たぶへと。
「熱いじゃないか、よしてくれ。」
三日月の体を押し戻そうとする、その手も掴まれてしまった。
「確かに熱いな。」
耳たぶに唇が触れたまま三日月が言う。
奇麗な唇が、艶をはらんで直に鼓膜を震わせた。
石切丸の背筋を甘い痺れが駆け上がる。
「三日月、もしかして、さかってる?」
駆け抜けた痺れに肌を泡立て、問いかける顔が思わず引きつっている。
三日月は二人の額を合わせ、ほとんど距離の無い状態で、美しい瞳で実に楽しげに笑った。
「ばれたか。」
「麦茶でも飲んで落ち着いてくれないかな。」
石切丸の腕を拘束するために、ついだばかりの麦茶がなみなみと入ったコップが地面に放置されていた。
三日月は石切丸の両手を片手で器用に拘束したまま、コップへ手を伸ばした。
「おおっとうっかり。」
わざとであることを隠そうともしないわざとらしい口ぶりで言ってのけ、手に持ったコップから石切丸の両手へ麦茶を零した。
思わず間抜けな声を上げてしまう。
少し温くなったとはいえ、まだ冷たい麦茶が、手のひらの上に零れてきた。
受け止め切れなかった液体が、三日月に掴まれた手首を伝って肘へと、手のひらの隙間から膝へと零れていく。
「なんてことをするんだい!もったいないじゃないか!」
「そうだな、もったいないな。無駄にしないためには、飲んでしまえばいい。」
「は?なにを・・・っ!」
三日月は、石切丸の両手が解けないように、今度は両手で彼の手を掴んで固定した。
そこへ唇を近づけると、まずは手のひらに零れた麦茶を飲み始めた。
手のひらは手首を拘束されていたので、小さい水溜りができていて、まずはそれを吸い上げる。
そうして吸い取れなかった分を、舌を出して舐め始めた。
まずは手のひらの皺を辿るように丁寧に舐める。
熱い舌先が触れるたびに、肌が痺れていくようで石切丸は唇を噛んだ。
それから指を一本ずつ丁寧に舐めていく。
指の付け根からつま先へ辿り、最後に軽く指の先を噛んで手の甲側から舌へ降り、また次の指へ。
「そんなところには、零れていないよ。」
拒絶のつもりで零した声も、熱をはらんで震えている。
三日月は、指を咥えたまま、目だけでこちらを見た。
まなざしに絡め取られてしまいそうだ。
「そうだな、ここにはもうなさそうだ。」
そう言って一度口を離した。
体温が離れた手が、それでも痺れを訴えて、そこから手首を伝い、肘へ、肩へ、体へ、三日月の口内の熱が這い上がってくるようだった。
「顔が赤いな。」
「熱いんだよ、誰かさんのせいでね!」
「それはいけないな。麦茶でも飲むか?」
こちらは中途半端に身体が熱をはらんで、もどかしさを懸命に誤魔化そうとしているというのに、泥に汚れてもなお美しいこの男は、全く動揺を見せずに悠然と笑う。
瓶から麦茶を直接口に含むと、石切丸が背中を預けている大樹に両手を付き、唇を重ねた。
顔を捻ろうとする石切丸の頭を両手で固定する。
親指で顎を無理やり開くと、口に含んだ麦茶を流し込んだ。
男の体温で温くなった液体が口内に入ってきた。
反射的に一度だけ飲み込んだが、それを飲み干すまもなく男の舌が侵入してくる。
飲み下せなかった液体が唇の端から零れてしまった。
温い麦茶と違って、男の舌は熱かった。
何度か角度を変えては石切丸の舌を絡めとり、蹂躙する。
鼻から声を漏らしながら逃げようとする彼の舌先を強く吸って引き寄せ、甘く噛んだ。
ようやく唇が解放さた。
石切丸は少しむせながら荒い呼吸を繰り返す。
濡れてしまった瞳は、抗おうという強い意志は溶けて消えてしまったようだった。
「この腕が、どうもいけない。」
石切丸の、限界まで袖をたくし上げ、あらわになった腕に手のひらを密着させ、手首からゆっくりさすり上げる。
三日月の手のひらの熱が、触れた場所から身体の奥のほうへしみこんでいくようで、身体が震えた。
「三日月、よしてくれないか。夜に、せめて、夜に・・・。」
拒絶ではなく代案を提示して、力ない声を上げる。
執拗に撫でていた腕に、今度は唇を落とした。
「なぜ今ではいけない?」
「あ、明るすぎるじゃないか。こんなところで・・・!」
「そうか、明るすぎるか。では、石切丸が明るいと分からなければいいだろう。」
「だから、夜に!」
「待てない。」
三日月の声は、静かだが熱をはらんで、性欲のにおいがした。
頭に巻いていた手拭を外すと、身体の熱に浮かされた石切丸の目を覆ってしまう。
「いやだ、三日月・・・!いやだ・・・。」
石切丸は熱に犯されて力の入らない腕で三日月の胸を押したが、距離をちじめる彼の胸に押されて肘が折れ、まるですがっているようだった。
手拭で視界が完全に覆われてしまった。
頭の後ろで手拭の端が縛られるのが分かる。
覆われた手拭の上から瞼の上へ、口付けが降ってきた。
「大丈夫だ、全部、暑さのせいだから。」
視界を失って、全身の神経が研ぎ澄まされるようだった。背が低い草が、風に拭かれてそよぐ音まで聞こえてきた。
三日月の気配だけを感じ、彼の動きを待っていると、袴の脇からするりと三日月の手が入り込んできた。
立っているだけでも汗をかくような熱気の中で汗ばんでいた石切丸の太股を、熱い手のひらが探っていく。
くすぐったさに思わず身をよじった。
膝の方へ進もうとしていた手が止まり、袴から出て行ってしまった。
手のひらが触れた部位だけ余計に熱い。
「そう惜しそうな顔をするな。」
「そんな顔して・・・!!」
「ないとでも思っているのか?」
声は背中から聞こえてきた。
三日月は石切丸が背を預けていた木と、石切丸の間に体を割り込み、石切丸を自分の足の間に抱き込むようにして後ろに回った。
「これでどうだ。」
背中に三日月の体が密着して、熱い。
石切丸のむき出しの腕を、三日月が手のひらを密着させてしつこく撫でる。
肌触りが気に入ったのか、二の腕の内側を何度か撫でると、肘を掴んで引き寄せた。
丹念に撫でていた二の腕の内側に、熱い唇がふれる。
「・・・っいたっ!」
強く吸われた。
痛みを訴えてもしぶとくはなさない。
やっと離れたかと思えば、強く吸った箇所を丹念になめた。
何も感じなかったはずの場所が徐々に熱を訴えてくる。
気づけば己がこぼす吐息もひどく熱かった。
三日月が音を立てて肩から手首へ、ついばむように口づけながら、再び袴の脇へ手を伸ばす。
袴から男の手が入り込んできて、太股に触れた。
「ん・・・ぁぅ」
それだけなのに、こらえきれず声が漏れた。
首から上が燃えるように熱い。
三日月が楽しげに笑うのが、背中から伝わる。
太股の外側を膝へ向けて撫で、膝から内側をねっとりと撫でながら上へ戻ってくる。
思わず腰を引くと、抱き込む男の体に背中を密着させてしまった。
三日月の手は足の付け根を指先でくすぐりながら、再び膝へ向けて進む。
核心に触れられなかったことに安堵と失望を覚えながら、意識して深い呼吸を繰り返した。
しつこく太股を撫で続ける手がもどかしく、膝をすりあわせた。
それでも核心に触れず、手を止められてしまった。
「三日月・・・?」
男の気配を探って振り返ると、先ほどまで執拗に唇を落としていた腕を、くすぐるように指先で撫でられ、背筋を甘いしびれが駆け抜けた。
己の口からこぼれた甘いうめきに、動揺し手首を振る。
三日月が満足そうに背中でははは、と笑った。
「いやらしい体だな。こんな卑猥な体は、かくしてしまおうか。」
石切丸の肩のに顎を乗せ、襷と着物の間に指を滑り込ませる。結び目は見えているが、背中側からわきの下を通っていく。
時間をかけて結び目に指をかけ、襷をほどいてしまった。
支えを失った袖がほどける。
丁寧に袖を伸ばして両腕を隠した。
肩に顎を乗せたまま、耳の下あたりに軽い口づけを繰り返し、輪郭をなぞりながら上へ。耳の後ろにたどり着くと、耳たぶをべろりとなめた。
刺激をこらえるように丸くなる体をますます強く抱き込んで、袴の脇あきから手を差し込む。
下帯を押し上げて膨らんだ陰部から下帯を剥き取った。
直にそこにふれると、石切丸の体が大きくはねる。
首を振りながら三日月の手を掴む。掴んだ手は拒むよりもすがるようだった。
片手で茎をしごきながら、もう片方の手をさらに奥へ滑り込ませ、男の柔らかい双丘を割り、中へと潜り込んだ。
「あ・・・あぁ・・・・・・」
三日月の指を飲み込もうとあつい内壁がうごめく。
中を押し広げるために指を動かすたび、石切丸の体が小さくふるえた。
小狐丸は手桶二つに水をくんで、のんびり戻ってきた。
顔だけ川の水で洗うつもりだったが、水の冷たさに惹かれて草履を脱ぎ、足を川に浸して遊んでしまったのだ。
遅くなってしまったが、三日月も三日月で好きなように休む男だから文句を言われることはないだろう。
ほんのりわいた罪悪感をごまかすために、手桶になみなみ水を汲んで畑へと引き返した。
木々に覆われて木陰の多い道から、日が燦々と照る畑が見えた。
出かけるときに作業を続けていた三日月の姿がない。
休憩をとっているのだろうかと足を進めると、おおよそ畑仕事をしているとは思えない、腹の底が熱くなるような声が聞こえてきた。
足音を忍ばせて畑に出ると、三日月と小狐丸の二人分の荷物を置いていた木陰で、男二人が熱を交わしあっていた。
袴だけ剥かれた状態で、昼間の明るい空の下で、肌の色の薄い尻が露わになっている。
石切丸は立ったまま、木陰を作っている木の幹に手をついて体を支えていた。
その背後から体を抱き込むように三日月が寄り添い、石切丸の体に熱を埋める準備をしている。
「楽しそうではありませんか。私も混ぜていただきましょう。」
声をかけると、石切丸の体が大きくはねた。
「な、んで・・・君がここ・・・や・・・あぁ」
ふるえる声で疑問を投げかけるも、三日月が指を止めないどころか、弱いところを強く刺激して言葉を封じた。
三日月、嫌だ、みるな、という意の言葉を譫言のように繰り返しながら、与えられる刺激に体をふるわせる。
三日月は楽しげに笑って小狐丸を見上げた。
「お前が混じった方が、石切丸も敏感なようだ。」
「そんな、こと、な、いんだけど・・・、っ!」
「こんな明るい場所で虚勢を張っても、全部丸見えですよ。」
否定のつもりだろうか、石切丸は緩く首を左右に降り続けた。
小狐丸は膝をついて、石切丸と木の間に体をねじ込んだ。
「ほら、こんなになって。」
三日月に後ろをほぐされながら、触れられてもいない彼の雄は熱で膨らみきっていた。
根本に指を添え、熱く脈打つそれをくわえると、石切丸の悲鳴に似た矯正が降ってきた。
木にすがっていた手が、小狐丸の頭へ移動して掴んだ。
いやだ、と繰り返すがその手はすがっているようにしか思えなかった。
石切丸は、小狐丸に欲望の固まりを含まれて、強烈すぎる快感にめまいを覚えた。
いっそ恐怖を覚えて、引きはがそうと彼の頭に手を乗せたが、意識と体が一致せず、むしろねだるような姿勢になってしまう。
もうこらえることもかなわず、途切れ途切れに口から誰の物かも知れない霰もない声が漏れた。
「十分だろう?」
耳元で三日月の声が聞こえ、胎内から指が抜けていった。その感触にさえ悲鳴が上がる。
石切丸の既に早くなった鼓動が、ますます速度を上げた。
三日月の両手が腰に添えられる。
「や、だ、三日月、まって、」
譫言のように繰り返して首を振るが、返事はなかった。
小狐丸は変わらず石切丸のそれをくわえており、先端の割れ目に下をねじ込まれ、腹の底からこみ上げてくる欲の塊に耐えるために、彼の白い髪の毛を掴んだのと、三日月のいきり立った熱の固まりが石切丸の体を貫いたのはほぼ同時だった。
三日月の熱の固まりが一気に最奥まで貫く。
小狐丸がくわえた石切丸の雄を強く吸う。
石切丸は前後から同時に与えられる強い快感にたまらず悲鳴を上げて、果てた。
くたりと体の力が抜けてしまった石切丸の体、三日月が後ろから手を回して支え、そのまま腰を振った。
達したばかりで敏感になったからだが、痛いほどの刺激に跳ねる。
「やぁっ・・・ん、ぁ、いや、いやだ、やめて・・・っぁあ・・・」
小狐丸の頭にすがっていた手にも力が入らない。
足で体を支えきれず、抱き込まれるままに貫かれて、さらに深いところをえぐられた。
三日月の熱が体を貫くたび、バンダナで覆われて暗いはずの視界が白く点滅する。
「やっぱりいつもより感じているな。」
「聞こえていないかも知れませんよ。」
三日月がピストン運動を繰り返すたび、口からあえぎ声を漏らし続け、呼吸もまま成らないような石切丸の変わりに、小狐丸が答えた。
石切丸が吐き出した物を飲み下し、赤く色づいた唇をぺろりとなめる。
自分の頭にすがったままの石切丸の手を取ると、指を絡めて優しく握り、立ち上がった。
「おや、泣いているのですか。」
三日月が巻いた黄色のバンダナが濡れている。バンダナに収まらなかった涙が、頬を伝ってこぼれ続けていた。
頬を伝う涙を舌先でなめとる。涙の流れる道を逆走し、最後はバンダナの上から両方の瞳の上に、一度ずつなだめるようなキスを落とした。
三日月が石切丸の腰をさらに強く抱き込んで、さらに奥を求めるように強く雄を打ち込んだ。
溶けるように熱い内壁に白い性欲を吐き出すと、石切丸はふるえながら二度目の絶頂を迎えた。
小狐丸が体に力が入らない石切丸の体を前から抱き込むようにしてささえる。
支えられるに任せて、小狐丸の胸に頭を預ける。
三日月が胎内から出ていく感触にすら体がふるえた。
肩を大きく上下させて呼吸を整える石切丸の髪をすくように小狐丸が撫でる。
徐々に呼吸が静かに成り始めた頃、小狐丸は三日月に視線をよこした。
石切丸の肩越しに、青い空を背負って立つ三日月の楽しげな笑みが見える。
「石切丸、落ち着いてきたところで、いいですね。」
三日月にもう一度視線をよこすと、彼は笑んだまま、石切丸の腹に手を回し、体重を自分へ引き寄せた。
三日月は驚きの声を上げてされるがままになった石切丸の肩膝を後ろから抱えあげた。
真っ赤に熟して、三日月が吐き出した白い体液をこぼす秘部が露わになる。
石切丸は二人の意図を察して身をすくませた。
「や、お願いだから、もう、やめてくれ・・・。」
「大丈夫ですよ、ほら。」
小狐丸が石切丸の腹部を撫でた。
へそのあたりをなだめるように撫でると、二度絶頂を迎えた石切丸の雄は、期待するように頭をもたげ始めていた。
「小狐丸、早くしないと老人のか弱い腕がもたない。」
「どの口でいいますか。」
小狐丸が笑うように吐き出した声は熱を含んで熱かった。
小狐丸が自身の熱を石切丸に当てると、一気に貫かず、浅いところを何度も行き来した。
石切丸は最初だだをこねるように首を振っていたが、いつまでも中途半端にじらされて、腹の奥が熱くなるのを感じた。
小狐丸へ手を伸ばすと、首に腕を回す。
バンダナの下で強く瞼を閉じた。
「いいから、じらさないで、くれないかなっ!」
小狐丸の唇の両端が高くあがった。
石切丸の肩の向こうで、三日月も変わらず笑っていた。
形のよい唇が、わたしも、と音もなくささやいた。
意を解した小狐丸は、一度石切丸の胎内から浅く挿入していた熱を抜いた。
「しかたありませんね、行きますよ。」
「・・・は、ちょ、ちょっと・・・、二人とも、なんのつもりだい」
「じらすなと言ったのは石切丸でしょう。ねぇ。」
「あぁ、じらさずいっぺんにすませてしまおう。」
入り口にあてがわれた二人分の熱に、石切丸が首を左右に振った。
しかし二人とも石切丸の体を二人がかりで抱えあげ、解放する気配はないようだ。
「いっぺんにって、ちょ、あ、無理・・・ん、あぁ・・・」
二人分の熱が一気に胎内を貫いた。
圧倒的な質量に声をあげることも出来ず、二人の体に身をゆだねるしかなかった。
痛みなのか快感なのかもはや見分けがつかない。
あえぐように上を向いて、必死に呼吸をするが、二人が腰を振るたびに全身を強いしびれが走った。
はじめは緩やかだったピストン運動が次第に激しさを増す。
痛みや圧迫感さえ快感に感じてしまった。
呼吸もままならないのにすがるようにあえぎ続け、二人が石切丸の中に性欲を吐き出してしまう頃には、意識を手放した。
完全に視界が真っ白に染まる直前、また、やりましょうねと誰かが言った。
当分、この二人には茶のさしいれはしないつもりだ。
強制終了。
エロってどうやって終わるのかわかんないですよね
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